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器材紹介
【レスキューチューブ】
ライフセーバーが最も使用する救助器材です。溺者が岸から比較的近い時に使用します。大人2人が掴まっても十分な浮力があります。使用方法はライフセーバーが携行して溺者に接近し、溺者にチューブを巻き付けて岸まで搬送します。
【レスキューボード】
溺者の位置が岸から泳いでいくには遠い時に使用します。大人10人が掴まっても十分な浮力があります。使用方法はライフセーバーがパドル(手で漕ぐこと)で溺者に接近し溺者をボードの上に乗せて岸まで搬送します。
【PWC(RWC)】(パーソナルウォータークラフト若しくはレスキューウォータークラフト)
水上バイクにスレッド(救助用ボード)を連結した救助用水上バイクです。遠距離や波が高い時などレスキューボードでも溺者への接近が困難な時に使用します。機動力があり我々ライフセーバーの最後の手段でもあります。当クラブは2艇を所有しており、万全の体制をとっています。
簡単に2艇の水上バイクについて説明をします。
1艇目は初代のヤマハ製のPWCでエンジンは2サイクルの700cc3人乗りです。2サイクルならではのダッシュの効くエンジンで、重心も低く荒天時にも安定性に優れています。製造から10年が経過していますが、現役バリバリの使い勝手の良い機体です。しかし、環境保護の観点から立場が弱くなっています。
もう1艇は二代目のヤマハ製のPWCでエンジンは4サイクルの1100cc3人乗りです。日本財団の助成を受けて2011年に新造しました。全国青バイ隊として登録していてパトライトやサイレンなどを装備しています。パワーがあり最高速度は時速80㎞以上出ます。操船技術を必要とする機体ですが、イベント時の注目度は高いです。
【蘇生訓練用人形(簡易)】
簡易的な蘇生訓練用の人形です。成人用から乳児用まであり、AEDトレーナーと併せて効果的な訓練が出来ます。
複数体の用意があり、学習効率と時間効率を上げることが出来ます。
ロングバックボード
ロングバックボードに傷病者をログロールで乗せます。三人で実施します。
頸椎をネックカラーで固定します。必ず二人以上で実施します。
ロングバックボードの上で傷病者を中央に移動させます。Z移動って言います。
イモビライザーで頭部を固定。ベルトで体幹を固定。腕も垂れない様にして終了です
たかが搬送法だけど、搬送法も立派な応急手当です。
裏話・・・結構重いのです。実は落としそうになりました。(^_^;)モデルのTさん、ほんとに搬送!?